■決断
募集要項を読み込み、2館一体の管理を、
「0歳〜18歳までのあらゆる子どもを対象とした、子ども、子育ての総合的な支援施設とする。」
と捕らえなおした。
子育て支援プラザが、0歳〜就学前の子どもを対象に、主に親(養育者)とNPO、地域の支援の場とする。
子どもの館は、子育て支援プラザの分館機能と、小学生〜18歳までを対象として、
「子どもたちが作る、子どもたちのための、子どもたちの場」
というコンセプトで、事業全体を見直すことを方針とした。
子どもの主体性、自主性をどのように育てていくかを課題とした施設を目指すことにしたのだ。
西部ガスは「とことんやりましょう」と、当初予定の倍以上の人材を供給してくれることになった。
私たちの人的ネットワークを模索したところ、様々な人材がリストアップされた。
中・高校生の居場所づくりを実際にやっている人たちからアドバイスをもらうこともできた。
私たちなりのベストの体制が整った。
応募を決断した。
西部ガスとBeeの協働作業チームを作り、提出期限の6月10日まで懸命に事業計画を練り上げた。
■提出、審査、そして...
6月10日締め切りのわずか数分前、ぎりぎりに応募書類を提出した。
書類による一次審査は無事通過した。
二次審査は審査員を前にしたプレゼンテーションだ。
三団体がこの審査に望んだ。
プレゼンテーションから約一ヶ月。
8月12日に結果が届いた。
「惜しくも選に漏れました。」
コンペ形式だが、
審査経過、点数などは非公開なので、どのような理由で選に漏れたかはわからない。
(※平成17年9月1日に審査結果が
北九州市保健福祉局のホームページで公表されました。経過、審査員、点数なども公表されています。これまでの情報開示度からすると大幅な前進です。)
最大の敗因は、行政負担金が大きかったことと推測される。
施設管理の予算は極力削っていたのだが、支援のための企画事業に毎年1億円前後を計上していたので、予算規模は三者中最大だったと思われる。
しかし、私たちが書き上げた事業計画書は、現状で私たちが実施できる最良のものだと自負している。
私たちが考えたことが、なんらかの形で役に立つことを願い、私たちの事業計画を公開する。
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